戦後50年を迎えた平成7年(1995年)は殊更暑い夏で蝉が大発生したと記憶しています。庭先の木という木には油蝉が所狭しと鈴生りになって一斉に鳴いていました。夏の風情にしてはうるさ過ぎると感じたものです。また蝉の骸があちこちに散らばっていました。このときに3句作った内の1句です。他の2句を掲げておきます。 鳴く蝉は声を限りのうつつかな 其処此処に蝉の骸や50年 原画