3.もて耐 結果
05.7.15〜18
NSR250のエンジンが2基くっついたバイク・・・??誰もやったことの無い大冒険・・・??
とてつもなく変チクリンな左右非対称的なスタイルでありながら何処か憎めない可愛さがある。
ガンマで3回も『もて耐』に出たものの一変して NSR 無理もないか・・・。
自慢じゃないがファンキーズのガレージで1年かけて作り上げた!!。
此れが、KAZU・NOBU・SEI チャンたちの汗の結晶なのだ!!。
*** GSX-NSR500(一軸V4) の誕生だ ***
左から KAZU ・ NOBU ・ SEI ちゃん
フレームがスズキでエンジンがホンダ!! こつこつと作り上げて・・・もて耐 出場だぞ・・・(^0_0^)
ところが!
第2回の公開練習でクランクがねじ切れてしまった
思いがけない事態に3人は呆然とするばかり・・・だが!
このまま05年を終えるのか。
もて耐まで僅か2週間ばかり・・・このクランクをどうやって修復するか?
KAZU はなかば諦めが頭をよぎる中、何とかしなければ・・・と。
結局はクランクの材質、寸法、圧入交差を変更する事にした。だが、加工は間に合うだろうか?
それに伴ってOILシールのサイズも変わってきた、ぴったりのOILシールを探すのも大変な苦労だったが、
やっとの思いで、クランクが出来上がったのはもて耐の僅か3日前・・・二日連続徹夜のエンジン組み立てで何とか
組上がったのはもて耐の1日前!!テストどころじゃない!後はぶっつけ本番だ。
パワーの凄さや瞬発力は判っていたが、もて耐でどれだけその力を発揮してくれるか、これは未知数なのだ。
何よりも、クランクの圧入部分が持ち応えられるか心配だ・・・?時間を削って加工を急いだだけに!
『もて耐』 当日は車検も何とかOK!へんてこなバイクには、ものめずらしさも手伝ってみんなが集まってきた。
勿論、メディアも・・・、公開練習での致命的なトラブル発生のため、
まさか 『もて耐』 に間に合うとは誰も思わなかったのだろう。
練習走行だが・・・調子がいまいち!以前の調子が戻ってこない・・・だめだ、
キャブ か?色々試してみるが、どうも良くならない・・・。
マフラーを外してピストンを覗いてみる。すると!!
上死点が左右でバラバラになっている!!
上2気筒、下2気筒が同爆のため、右エンジンが爆発していない!!
左右のエンジンがずれたのだ・・・
やっぱりクランクピンの圧入部に想像以上の力が加わったのか!?。
クランクピンが僅かにずれてしまった!!
正常な左側エンジンだけで右側エンジンを共に回すのはパワーロスが発生する、
パワーは1/2 いやそれ以下に成ってしまう・・・だろうな。
でも・・・走ることは出来そうだ (片側エンジンだが) 3人の決断は!?
ここまで来たんだ・・・走って帰ろう、ドン尻だって俺達の作ったバイクだ悔いは無いよ!!
予選も・・・決勝も・・・バイクが走れる限り完走を目指して走ろうぜ。
3人の気持ちが一つに成ったところで予選だ。
タイムを気にせず予選を通過ドン尻だよ、無理も無い。
こうなったら開き直って思いっきり楽しんで決勝まで走るぞ!!。
決勝だ、スタートは2気筒でも好調に走れたが、2周目くらいからドンドン離される、
悔しさと未熟さの混じる気持ちを抑え周回を重ねる。
周回を重ねるごとにクランクのずれも少しずつ広がっているみたいだ。
大事に・大事に3人が最後まで走れるようにバイクを労わりながら 『もて耐』 を楽しんだ。
『 KAZU ・ NOBU ・ SEI ちゃん 』 4回目のもて耐だが何故だか一番充実した決勝だ。
結果は最後まで完走は出来た・・・が周回数が足りない。
『 完走とは認められず 』
でも、3人はスッキリした笑顔だ、もて耐 を思いっきり楽しんだこの笑顔!!
何にも変えがたいこの笑顔・・・06年のもて耐もまた・・・挑戦するのか・・・ナ。
毎回、ファンキーズを応援して下さるスポンサーの皆さん・・・ありがとう御座いました。
毎回、技術提供や製作に協力してくれるバイク屋さん、そして友達・・・ありがとう御座いました。
そして、陰ながら 『ファンキーズ』 を応援して下さった皆さん・・・ありがとう御座いました。
『もて耐』 を終わってからクランクを担当してくれたバイク屋さんが展示したいと言うので、
いまは豊田市勘八町の『TSS』に展示中です。
展示期間は未定 興味のある方是非見てやってください。