08.もて耐 決勝編
2008.10.12



ロスマンズハマダファンキーズ
08 決勝の軌跡

NSR250 ハマダファンキーズ二世達 スタートは快調に!
第一ライダーも第二ライダーも快調に周回を重ねて08年は7時間完走出来そうだと誰しもそう思っていた。が!!
33Rap でゼッケン25がコースアウトしている。何が起きたのか?。
まだ、レースが始まって2時間も立っていないぞーーー。


ピットに戻ってきたマシーンは 
エンジンの焼きつきだった。

エンジン焼付き...もうこれまでか! 
 
リヤーホイルを回しても 
エンジンは回ろうともしない。 
 これはかなりの重症...
 レースは始まったばかりなのに!
 リタイヤか?再生可能な範囲なのか...
 
 止めたくない!諦めるのはまだ早い!
 よーし再生してみよーー。
 時間はまだ5時間もある...
焼き付きは第二シリンダー、第一シリンダーは無傷だ。再生が出来るかも知れない。
クランクやコンロッドも焼けてはいない!

シリンダーとピストンをやっとのおもいでバラス事が出来た。
ピストンはリングまで焼きつき外れない、スカート部分が変形し扇の様に広がっているではないか!
シリンダーは傷だらけ、無理だ...
諦め半分...望み一分...と四分の努力...?


ピストンとシリンダーを研磨してみよう、持ち合わせのサンドペーパーだけでは足りない!
急遽、コース外のホームセンターまで調達に走る...


必死の研磨作業でピストンリングも外れた、
ピストンの歪も何とかシリンダーをすり抜ける
程まで研磨ができた。

シリンダーもまずまずの仕上がりだ、
完璧に再生は出来ないがレースの残り時間
との駆け引きの中、組みつけのタイミングを
計りながらの作業が続く。
よし、エンジンを組むぞ...
30分もあれば組める!
なんと、研磨作業に3時間も
掛かってしまった。
エンジンさえ持てば、まだ1時間は走れる!
トップ集団のRap数は...?ダメだ、、、半分のラップをクリヤーしないと完走には成らない。
とにかく走ってみよう。

もてぎからは邪魔にならない様にエンジンの調子を見ながら周回して下さい。
再生できたマシーンに走って貰いたいですから。 との意見。

最初はKAZUが調子を見ながら何周か走ってみる、
1週目はもてぎに言われたとうりスローペース...2週目からはフルスロットルだ。
でも、タイムは全く上がらない、おもい.回らない.走らない.
SEIちゃんも走ったがすぐにピットイン...なじめないようだ。
つずいて、NOBUが走る...やはりタイムは遅い!エンジンが回っていないのだ!。
7時間のいよいよ終盤戦、再びKAZUが乗る。


遅いながらもRapを重ねいよいよチェッカーフラッグ...最後まで再生されたエンジンは回ってくれた。
完走にこそ成らなかったが66Rapをクリヤー出来た...ウイニングランも走れた。
08年もトラブルに見舞われたレース!! 焼けただれたエンジンは再生されて
最後まで回ってくれた...
シャンパンがウメー
ロスマンズハマダファンキーズを応援して下さった皆さん有難うございました。
挿入画像の協力は河辺さん、後方排気さん