25.里帰り
2013.11.06



小鳴門海峡に架かるアーチ橋、小鳴門新橋から北泊漁港を望む

港外は播磨灘 天気が良ければ香川県の小豆島や兵庫県の姫路に近い家島諸島まで見る事が出来ます が...





港のすぐの山手にある真言宗 普光寺の鐘楼





漁港







小型トロール船






小鳴門新橋から島田島方面





実家





小鳴門海峡 行き止まりの様だが大きく右側に
湾曲していますその先に堂の浦漁港が有ります


今回の里帰りの目的の一つでもある、大坂峠から播磨灘を見る。

まだ家業の漁師を手伝っていた頃、漁師には 『山を見る』 事がとても重要な事でした。まだ漁船にはレーダーもGPSもソナーも装備されていない頃の事です。
大漁のときの漁場の位置を知る為や、事故で網を海の底に落としてしまった時など 『山を見る』 のです。その基準となるのが播磨灘の南に位置する
この大坂峠と大麻山(麓には大麻彦神社が有る)このふたつの山の重なり具合、そして東側の基準となるのが鳴門海峡の門崎の山と、島田島の山との
重なり具合、この南と東の山の重なり具合がクロスした場所が現在位置と成るのです。何の目印もない海の上で自分の位置を知る大切な情報です。

『山を見る』 ことはまだ小さな漁船、レーダーの装備の無い船にはまだまだ現役でこの方法が用いられています。

そんな重要な山から播磨灘を見てみたい、僅か2〜3年の漁師見習いの時期でしたが、何時も此の 『山を見る』 のが一日の始まりでした。
大坂峠の在る此の山を始めて訪れて、そして播磨灘の偉大さも知る事が出来ました。



そして播磨灘に 『合掌』 




徳島県、県道1号線(徳島庄町から東かがわ市坂元を終点)のほぼ中間地点の大坂峠展望台、標高393m
遍路道も有り1番札所霊山寺への街道でも有り 『別名 讃岐街道』 とも言います。



 


展望台より北灘方面を





展望台より東かがわ市方面を




峠を下り切る時、高徳線の線路をくぐりやがて やすらぎの里 『あせび温泉』 が在る
露天風呂から小さな川を隔てて山裾を高徳線が走っている時間が合えば列車を見る事が出来るかも...ね



館内の様子